本日ご紹介するのは「フィぎゅっと! 向坂環」です。

3938d418.jpg


フィぎゅっと!はグリフォンエンタープライズが展開している可動フィギュアシリーズです。
可動フィギュアはリボルテックやfigmaが有名ですが、このシリーズはそれら(特にfigma)を
意識して作られているところが垣間見えます。

今回の紹介でもfigmaとの相違点などを意識しながらお見せしたいと思います。

まずは可動範囲。
bde81c80.jpg


よく動きます。
特に足の可動範囲はfigma以上に動きます。

次にフィぎゅっとシリーズの特徴、というかfigmaと特に差別化されている点等をピックアップ。

e02d63a3.jpg


1つめは前髪パーツと頭部パーツとの接合を凸凹ではなくマグネット式にしている点。
これはfigmaで一部製品に前髪パーツが取れやすい不具合があったのを意識して
採用された方式ではないでしょうか。
コストがかかってそうですが、これでストレスなく表情パーツの交換ができます。

6f28167c.jpg

※写真雑でスミマセン・・・

2つめは付属パーツの管理方法。figmaでは袋に入れるような方式でしたが、フィぎゅっとでは
箱に入れるようになっています。特筆すべきは開封時付属パーツが収納されているブリスターを
そのまま入れられるという点。これは手間がかからなくていいですね。

1a353d1a.jpg


3つめは台座。というより支柱パーツですかね。
ワイヤー可動式の支柱が付属しているので比較的自由にポージングできそうです。
といっても本製品の場合はロングヘアーのキャラなんで干渉してしまうこともありますが。


ここまではふぃぎゅっとシリーズの特徴を書き連ねてきましたが、キャラクターとしての出来にも言及を。
向坂環、通称「タマ姉」ですが、再現度は高いです。豊富な表情と豊満な胸などタマ姉の特徴を
しっかり捉えています。

ここまでは良い点を書いてきましたが、少し気になった点もあるのでそれについて連連と。

・関節が緩く取れやすい。
・可動範囲を重視しているためか、関節の隙間が目立つ。
・figmaより少々高価。
・パッケージが大きめ。

こんなとこでしょうか。

様々書いてきましたが、先行する可動フィギュアシリーズとの差別化を図ろうという意欲がにじみ出ている
商品だと感じます。まだ荒い点もありますが、今後の進化に期待したいところです。